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フレデリック・レイトン | ||
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(1830-1896) | ||
イギリス 古典主義 | ||
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アポロンの優美とユピテルの威厳を持ち、天性の敏悽な肉体と寛大な心を持つ美男子であった。 実際、レイトンが卿の称号をもらったのは晩年であるが、その芸術、その生活そのものが、すでに貴族のようであった。ヴィクトリア朝の礼節をわきまえ、真面目で、穏やかな人物であった。 その性格は、彼の絵画に顕著に表れている。ブーグローのような好色性もなく、気品があり、どちらかというと中性的な絵画を描いた。 同時代人たちはレイトンの栄光が永遠のものだと疑わなかった。 レイトンはヨークシャーのスカボローで医者の息子として生まれた。家族はヨローッパ中を旅行した。 息子には数カ国に留学させ、その結果、レイトンは数ヶ国語に堪能であった。 1840年、家族はローマに移住した。父親はレイトンが医者になることを望んでいた。しかし、レイトンが画家になりたいと話すと、それを応援した。 当時、主な美術家はロイヤル・アカデミーで学んだが、レイトンは違った。ブリュッセル、パリ、フランクフルトで学んでいた。 レイトンは新古典主義の様式で知られていた。中東への旅は彼に多大な影響を与え、画風はオリエンタリズムへと変わっていった。初期の作品は歴史画、特に中世であった。 1855年、『チマブーエの「聖母子」』はローヤル・アカデミーに展示され、ヴィクトリア女王買い上げとなった。まだ、25歳であった。 レイトンはホランドパークの地域に住んだ。彼の邸宅は、ギリシャ風に飾られ、「千夜一夜物語」の豪華さと華麗さがあった。 1878年にローヤル・アカデミー会長に選ばれ、20年間勤めた。芸術家では初めて、卿(サー)の称号を与えられた。しかしそのときはすでに重い扁桃炎に侵されていて、同月亡くなった。 レイトンの絵画はジェローム、ブーグロー、カバネルといった第二帝政期の画家たちに引き継がれる。 死後急速にその名を忘れられた。60−70年後、再評価される。 レイトンが忘れ去られた原因はなんであろう。それは「美」である。あらゆるものが美しく描かれているところには、いかなる美も生じえない。レイトンの師匠シュタインレは言っている。 もちろん忘れられたのはレイトンだけではない。アルマ=タデマ、ワッツ、その他アカデミー・アートの面々など数多くいる。彼らのアカデミー的な滑らかな形態、蝋のような肌。この非現実性が、のちにマネの『オランピア』によって、打撃をこうむることになったのである。 |
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001 The Death of Brunelleschi | ||
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1852 | |
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002 フィレンツェ市内を巡幸するチマブーエの<聖母子> Cimabue's Celebrated Madonna | ||
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1853-5 、ロンドン テイト・ギャラリー |
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detail of the left |
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003 ロミオとシュリエットの亡骸の前で和解するモンタギュー家とキャピュレット家の人々 |
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1853-5 |
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004 漁師とセイレーン The Fisherman and the Siren | ||
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1858 Oil on canvas 26 x 19 in City of Bristol Art Gallery, Bristol |
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005 A Roman Lady (La Nanna)
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1858 - 1859 Oil on canvas 80 x 52 cm Private collection |
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006 パヴォニア | ||
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1858-9 oil on canvas 53 x 41.5 cm (21 x 16.5 in) Private collection |
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007 パヴォニア | ||
1859 oil on canvas, 57.8x50.2cm 英国王室コレクション The Royal Collection Her Majesty Queen Elisabeth U |
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008 Garden of an Inn, Capri
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1859 oil on canvas 48.9 x 66.7 cm Birmingham Museums and Art Gallery |
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009 メイ・サートリス嬢 | ||
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1860 oil on canvas 152.1 x 90.2 cm Kimbell Art Museum, Fort Worth, Texas |
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010 無言歌 | ||
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1860-1 | |
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011 Odalisque | ||
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1862 | |
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012 ベツレヘムの星 | ||
1862 oil on canvas, 152.4x59.7cm private collection |
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013 Sisters | ||
1862 Oil on canvas 76.2 x 38.1 cm Private collection |
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014 孔雀に餌をやる娘 A Girl Feeding Peacocks | ||
1862-3 188 x 160 cm |
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015 くだもの籠を持つ娘 Eucharis: A Girl with a Basket of Fruit | ||
1863 83.8 x 57.8 cm Private collection |
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016 イザベルとアハブ | ||
1863 oil on canvas 238.8x231.1cm スカーバラ・アート・ギャラリー、スカーバラ Scarborough Art Gallery |
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017 The Painter's Honeymoon | ||
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1863-4 Oil on canvas 83.5 x 76.8 cm Museum of Fine Arts, Boston |
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018 Dante in Exile | ||
1864 oil on canvas 152.5 x 254.0 cm Private collection |
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Detail of the left
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Detail of the right |
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019 The Golden Hours | ||
1864 | ||
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